ペットが服を着てくれない!?犬や猫がペット服を嫌がる理由と上手に着せる方法について
- 2019-06-08
- スタッフブログ
最近は、ペットに服を着せて散歩をしている人を見かけることが非常に多くなってきました。
一昔前のことを考えてみると、「犬や猫のようなペットは毛皮を常に着用しているのだから服なんていらない!」という考えの方が主流で、街中で服を着たペットを見ることなどほとんどなかったように思います。しかし、近年では、ペットの扱いも大きく変わってきており、ペットを家族の一員として扱い、寒い日には服を着せ、雨の日にはペット用のカッパを着用させ、月に1回はペットサロンで散髪を行うという家庭が増えているそうです。
しかし、このように「ペットに服を着せる」という行為は、「ペットからすると嫌なのではないか?」という考えは根強く残っています。実際に、初めてペットに服を着せる時には、嫌がって暴れてしまう犬や猫というのも少なくありませんし、「どうやってペットに服を着せれば良いのだろう?」と困っている人も多いのではないでしょうか?
そこで本稿では、そもそも犬や猫などのペットに服を着用させるメリット・デメリットや、ペット服に慣れさせるための対策についてご紹介していきたいと思います!
そもそもペット服はありなのか?
まず最初に、今までペット服を利用したことが無い人の多くが疑問に思っているであろう「そもそもペットに服を着せるってアリなの?」という疑問について考えてみましょう。
当然のことですが、街中で服を着用しているペットたちは、そのペットが自ら好んで服を着ているわけではなく、飼い主さんが着せているわけです。そのため、このペットに服を着用させるという行為は、さまざまな意見があり、極端なものを紹介すると、
「人間のエゴでペットに服を着せるなんて虐待ではないか!?」
「寒い冬は犬も震えているのだから暖かい服を着せないで散歩する方が虐待だ!」
などと言うものがあります。
冒頭でもご紹介したように、一昔前であれば、「ペットに服を着せるなんて…」という意見の方が主流でしたが、最近ではペットに服を着せることは当たり前だという意見も増加しているようです。
もちろん、犬や猫はしゃべることができませんので、実際の所、ペットがどう思っているのか?などは分かりませんが、ペット服に慣れさせたペットに関して言えば、服を着せることにさまざまなメリットがあると言われています。以下で、ペット服を着せることのメリットとデメリットをあげていきましょう。
ペット服を着せることのメリット
それでは、ペットに服を着せることのメリットをご紹介します。この場合のペット服は、ペット写真を撮影するためなど、一時的に着用させるのではなく、普段の生活の中で日常的にペット服を利用することのメリットです。
- 抜け毛やフケが飛散するのを防止できる
ペットも人間同様、抜け毛やフケが出ます。さらに、全身が毛で覆われているので、抜け毛は非常に多いです。自宅ならこういった抜け毛も掃除すればいいのですが、外出先はマナーとして注意が必要です。最近ではペット同伴のスーパーやレストラン、ホテルも増えていますので、こういった場所に行く場合、ペット服の着用は大きなメリットになります。盲導犬が基本的に服を着用するのは、衛生環境への配慮のためとも言われています。 - 術後や皮膚病の場合、掻き傷の防止ができる
ペットは人間とは違い、痒いと思ったら引っ掻いたりなめたりしますね。こういった行動は、ペットの傷病を悪化させてしまうこともあるので、ペット服を着せるだけで防げるのは大きなメリットになります。ただし、ペットの引っ掻きや舐めるのを防止するため、エリザベスカラーと呼ばれる専用のアイテムがあるので、どのような対応が良いのかはきちんと獣医さんに相談してから決めましょう。 - 体温調節ができないペットの暖房服になる
ペットの中には、まだ幼い・老齢・病気などを理由に体温調節が難しくなることがあります。そういった場合には、ペット服を着せることで体温調節してあげることができます。また、最近では、室内飼いの小型犬も増えており、そのような場合、エアコン慣れしてしまい体温調節が苦手になってしまう場合があるのです。したがって、常に室内の暖かい環境にいて、散歩の時だけ外出するという犬などは、ペット服を着せてあげなければ、寒さに耐えられない…場合もあるそうです。 - おしゃれ目的や外で見つけやすい
ペットをオシャレで可愛く着飾ることができるというのもメリットです。可愛い服を着せていれば、それに注目をして会話が弾むなど、コミュニケーションの促進にもつながると言われています。また、ドッグランなどに連れて行った場合、同じ犬種のペットがたくさんいたとしても、すぐに自分のペットを見分けることができます。
ペット服を着せることのデメリット
ペット服には、上記のようなメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあると言われています。一般的にペット服のデメリットと言われているのは以下のようなことです。
- 適度に着せ替え、洗濯する必要がある
これは、単純に飼い主さんの面倒が増えるというデメリットです。同じ服を常に着用させたままでいると、服の中に抜け毛やフケが溜まってしまい、不衛生になってしまいます。そのため、適度にペット服を替えてあげ、洗濯をしてあげる必要があります。散歩時にしか着せないというのであれば、このデメリットは特に気にする必要はないと思います。 - ペットのストレスになる
ペット服は、上述したように、ペット自らが好んで着用するのではなく、人間が着せているものです。したがって、ペットの中には極端にペット服を嫌がる場合もあるのです。ペットが嫌がっているにもかかわらず、無理やり服を着せてしまうと、当然ペットのストレスになってしまうので、これは非常に大きなデメリットです。ペット服を慣れさそうと思っても、どうしても嫌がる動物もいますので、その場合は無理やり着せるのはオススメできません。
ペット服を慣れさせるためのポイント!
それでは、大切なペットに服を着せたいと考えた場合、ペットが服を嫌がらずに着てくれるようになるため、ペット服に慣れさせる方法をご紹介します。
まず大前提として覚えておいてほしいのは、『初めて服を着るペットにとって、その服は異物以外の何物ではない!』ということです。もちろん、ペットにも個体差があるので、最初からそこまで嫌がらない子もいますし、慣れてくればほとんどのペットが服を気にしなくなるでしょう。しかし、「とにかく服を着せたい!」という一心で、最初から無理やり着せようとしてしまうと、服に慣れる以前の問題となってしまうので、根気強く服に慣れさせることを心がけましょう。
ポイント① 子供のころから慣れさせるのが一番
犬や猫を飼った時に、ペット服を着せたいと思っているのであれば、これがとても重要です。まだ幼い子犬や子猫は、成長しながら自分や周囲のことを学習していきます。そのため、遊び盛りの子供時代からペット服に慣れさせれば、最初からほとんど気にせずペット服を受け入れてくれることが多いです。要は、ペット服を着用するのが自然なのだと学習するのでしょうね!
ポイント② 服を着せた後におやつなどペットの楽しいことをしてあげる
子供時代ではなく、ある程度成長してからペット服に慣れさせる場合は、服を嫌がる子が多いので少しづつ慣れてもらうようにしましょう。
そのうえで、きちんと服を着た時にはおやつをあげるなど、ご褒美をあげると良いでしょう。他にも、散歩が好きな子は「服を着たら散歩に連れて行く」ことや、とにかく褒めてあげるなど、そのペットが最も喜ぶことをしてあげると良いですよ。
服に慣れてしまえば、ご褒美が無くても嫌がらずに着てくれるようになると思いますよ。
ポイント③ ペットに合わない服は着せない
ペットに服を着せる場合には、そのペットに最適な服を選んであげるようにしましょう。いくら可愛いからと言っても、小さい服を無理やり着せるとペットのストレスになり、服を見せるだけで逃げ出してしまう可能性も出てきます。以下に上げるような服は、ペットに肉体的・精神的ストレスを与える可能性が高いので避けた方が良いでしょう。
- サイズが小さくて、きつい服
- 分厚くて、重い服
- 硬くて動きを阻害してしまう服
- 袖が長い服
- ペットの耳が隠れてしまうようなフード付きの服
上述のようなペット服は避け、なるべくペットの体格にあった服を選んで下さい。
ポイント④ 服に慣れていない間は短時間だけ
ペットに服を慣れさせるとき、最初のうちは短時間だけ着せるようにしましょう。ペットが服を着てくれたからと言っても、それは好んで着用しているわけではありません。
したがって、ペット服を着用させ始めた最初のころは、散歩のときにだけ、室内で撮影する時だけなど、一時的に着せるようにし、一日中服を着用させておくのはやめておきましょう。なお、夏場などの気温の高い日なども服を着せておくと、体温調節が上手くいかない場合があるので避けた方が良いでしょう。
まとめ
今回は、犬や猫などのペットに服を着せる時の注意点をご紹介しました。本稿でもご紹介したように、そもそもペット服というものは、ペットが好き好んで着用するわけではなく、人間が着せているものですので、ペットからすれば異物になるものです。そのため、上記で紹介したように、徐々にペット服に慣れさせようと思っても、どうしてもペット服を嫌がる子はいるものです。もし、あなたのペットが、このように服をどうしても嫌がる場合、そのペットのことを一番に考え、ペット服を着せるのは諦めるのがオススメかもしれません。ペットは、人間のように言葉をしゃべることができませんので、行動や表情をよく確認して、ストレスが貯まらないよう注意してあげる必要があります。
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